事例紹介02
福岡市地下鉄七隈線博多駅における「下水熱」の利用
福岡市交通局様による天神南駅から博多駅までの地下鉄七隈線延伸事業により、櫛田神社前駅および七隈線博多駅が新設されました。それにより、七隈線が九州・アジアの玄関口である福岡空港を結ぶ空港線の博多駅に直結し、空港へのアクセスとともに天神・博多の2大都市部の回遊性が劇的に向上することになりました。
当社は、新設された博多駅において、九州で初めて、鉄道事業者では全国初となる「下水熱」を利用した空調設備の施工を担当いたしました。主に駅舎の機器室等の空調(冷房)に利用され、年間約53千kWhの消費電力量の削減、CO₂換算で年間約18t-CO₂(電気のCO₂排出係数0.347㎏-CO₂/kWh(九州電力2018年度))のCO₂排出量の削減を期待することができます。
- 下水熱のメリット
-
- 外気温の影響を受けにくく、一年を通して温度がほぼ一定
- 下水熱は安定的に豊富に存在
- 再生可能エネルギーとしての活用
- 消費電力量(年間約53千kWh)の削減
CO₂排出量(年間約18t-CO₂)の削減が期待