朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.46

CFDを用いた対流と建材内熱・水蒸気同時移動の連成解析による室内熱・湿気解析モデルの検討

発表先

第19回数値流体力学シンポジウム(国立オリンピック記念青少年総合センター)

発表者

小金井真、生田紀夫
東京大学生産技術研究所 加藤信介、蔡耀賢
㈱アメフレック 川本光一
㈱前川製作所 西田耕作

内容

吸放湿能力を持つ建材の湿気緩和効果(Moisture Buffer)の利用は、湿度のピークカットにより湿気問題を改善する研究が数多く提案されている。しかし、建材の吸放湿を考慮した温湿度の予測モデルには、空間内熱・湿気のエネルギー及び質量の保存則を用いた1質点系モデルがよく利用されている。このモデルは、空間の温湿度分布及び室内各場所にある建材の吸放湿量の差異が予測し難いことが指摘されている。本研究では、建材の吸放湿及び室内の温湿度分布を考慮したより精密な解析モデルを提案することを目的としている。

発表年月:2005.12