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論文詳細

研究論文 No.284

「臭気規準をどう考えるべきか?日本建築学会臭気規準の改定案について」臭気基準の設定にあたって

発表先

日本建築学会シンポジウム

発表者

河野仁志

内容

日本建築学会環境基準「室内の臭気に関する対策・維持管理規準・同解説」の出版から12年が経過した。近年、臭気の測定・評価、対策に関して新たな学術的知見が得られており、それらを盛り込んだ改定が必要と考え、委員会活動を実施してきた。そこで、まとまった改定案を基本に、各委員が講師となりシンポジウムを開催し、改定の方向性を議論し、臭気規準の改定に向け、参加者と有益な情報交換を行うこととなった。担当分は「臭気規準の設定にあたって」で、従来臭気基準値を非容認率20%のみで規定していたものを、ISOの室内環境基準の考え方に合わせて、15%、20%、30%の3クラスにグレード分けすることを解説し、臭気の種類による基準値を紹介する。

発表年月:2018.2