朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.263

業務用ビルを対象とした結露制御のための設計・計画指針に関する研究
第1報 断熱性能の違いによる結露リスク評価

発表先

日本建築学会大会

発表者

河野仁志、加藤信介(東京大)、岩本靜男(神奈川大)

内容

オフィスでの結露リスクを動的エネルギー解析プログラムTRNSYSと気流ネットワーク計算プログラムTRNFLOWを用いて評価した。約3,500㎡のオフィスビルを評価対象とし、建材や紙類の吸放湿特性を考慮し、外皮の断熱性能の違いによる、1年間の建物内結露リスクを評価した。その結果、結露は非空調空間で多く発生し、その頻度低減のためには空調空間である事務所が外皮に接する面積の大きなセンターコアや偏心コアが有効であることがわかった。

発表年月:2016.8