研究論文 No.244
Study on Energy-Effciency of Desiccant Outdoor Air-Conditioning Unit for a Desicated Air-Conditioning System
発表先
国際冷凍会議
発表者
河野仁志、川本光一(川本エンジニアリング)、岩本静男、趙旺熙(神奈川大)、小金井真(山口大)、加藤信介、大岡龍三(東京大)
内容
ヒートポンプを用いたデシカント空調システムを提案し、通年の実験データからその特徴を示した。除湿が必要な時期では、潜熱処理に必要なエネルギーが通常の空調方式と比べて20%省エネとなった。また、デシカントを冬期の加湿に用いた場合、日本のほとんどの地域の気候での最低限の加湿は可能であることが分かったが、従来のボイラーを用いた加湿よりはエネルギー効率はやや劣る性能であった。また、本システムのエネルギー効率をより向上させるための構造的改良、運転方法の改善をいくつか提示した。