研究論文 No.206
非結露型次世代空調システムに関する研究
-ロータ熱パージ用ヒートポンプを組み込んだデシカント外調機による夏季除湿性能評価試験-
発表先
日本建築学会中国支部研究発表会
発表者
平井誠(山口大)、小金井真(山口大)、加藤信介(東大)、河野仁志、他
内容
シリカゲルロータを用いたデシカント空調機のロータ処理側にパージ領域を設け、顕熱交換器を通過後の除湿された空気をヒートポンプ蒸発器により温度のみ冷却した空気を供給することにより、再生側で高温になったロータの顕熱を除去し、除湿・加湿効果を高めることを目指した新しいシステムを構築した。処理風量、パージ風量、ロータ回転速度を変化させたときの、除湿性能を比較した。パージ流路を設けることにより除湿量は約30%高められた。ロータ除湿量はロータ回転数とパージ流量で決まるパージ空気長さによって統一的に整理することができた。