朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.104

青色光を用いる短日処理がイネの花成に及ぼす影響

発表先

日本生物環境工学会2008年松山大会

発表者

中島啓之、鹿島光司

内容

現在、遺伝子組換え(以下、GM)技術を用いてイネ種子で医療用原材料を生産する研究が進められている。有用物質を高蓄積させたGMイネを周年栽培するには、生育段階に適した環境を制御できる閉鎖型植物生産システムの利用が適している。限界日長約14hの短日植物であるイネでは、短日処理によって出穂を促進し、栽培期間を短縮して通年の収量を増加できると考えられる。他方、青色光照射はイネの出穂を促進するという報告がある。したがって、短日処理と青色光照射を組み合わせることで、より短期間の短日処理で出穂を促進できると考えられる。そこで本研究では、青色光を用いる短日処理がイネの花成に及ぼす影響を調査した。

発表年月:2008.9