研究論文 No.431
真空紫外光によるオゾンの生成と空調系統の殺菌への適用性
発表先
電子情報通信学会 電子部品・材料研究会(CPM)
発表者
株式会社朝日工業社 水野良典
静岡大学 清水一男
内容
本研究では、真空紫外光によるオゾン生成特性を調査し、空調系統における殺菌への適用性を調査した。
真空紫外光源をダクト内に設置し、風速は風速計の指示値を確認しながら送風機の回転数を制御し調整した。
光源周辺の風速が十分な場合、強制対流により光源表面の温度が低下し、自然対流の場合よりもオゾン生成効率が倍に上昇した。
強制対流の場合、オゾン生成の消費原単位は 25 kWh/kg と計算された。これは、空気放電型や電気分解型と同程度の効率である。以上から、真空紫外光源を用いたオゾン生成により、空調系統における殺菌の実用性が示唆された。
発表年月:2024.7
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