研究論文 No.428
Ozone generation by using xenon excimer lamp and application for sterilization on air handling units
(キセノンエキシマランプによるオゾンの生成と空調設備における殺菌への応用性)
発表先
The 1st Asian Symposium for Building Future of Plasma (ASBFP)
発表者
株式会社朝日工業社 水野良典
静岡大学 清水一男
内容
本研究では、キセノンエキシマランプのオゾン生成特性を調査し、空調設備における殺菌への応用性を検討した。 キセノンエキシマランプをスパイラルダクト(直径200 mm)内に設置し、風速は風量計の指示値を確認しながらファンの回転数を制御し10 m/sに設定した。 真空紫外光源の消費電力は14 Wであり、オゾン濃度を測定した結果は0.25 ppmであった。 オゾン生成の消費原単位は 25 kWh/kg となった。参考として、酸素放電型オゾナイザの消費原単位は 10 kWh/kg 程度であるが高価な付帯設備が必要となる。 以上から、キセノンエキシマランプを用いたオゾン生成により、空調設備の殺菌の実用性が示唆された。
発表年月:2024.7
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