研究論文 No.415
噴流誘引を用いる排気補助装置の導入効果(その2)
~調理に伴い発生した臭気の拡散抑制~
発表先
2023年度室内環境学会学術大会
発表者
村上栄造、河野仁志
内容
電化厨房の作業環境改善策として、排気補助装置併用による調理臭の周囲拡散抑制を検討した。そこで、電化厨房を模擬した実験装置でニンニク臭を発生させて、擾乱気流下における臭気環境を調査した。その結果、フード単体処理では、フード内臭気濃度50,000のときIHレンジ風下の臭気濃度は16,000であり、加熱による浮力上昇効果が加わっても殆どの臭気が周囲に漏出した。一方、排気補助装置を併用すると、フード内臭気濃度16,000のときIHレンジ風下の臭気濃度は79であり、排気補助装置導入効果を確認した。