朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.403

植物工場におけるCTB 遺伝子導入イネの再生二期作の生育評価

発表先

日本生物環境工学会大会

発表者

谷口明香里(千葉大学)、吉田英生(千葉大学)、後藤英司(千葉大学)、鹿島光司、丸山真一

内容

コレラの経口ワクチンとして作用するコメを生産するCTB 遺伝子導入イネが開発されている。このイネを植物工場で効率的に生産するため、収量増加に適した植物群落への送風方法ならびに収穫後の切株から茎を再生させ2回収穫する再生二期作が適用できるか検討した。ファンで直接送風する方法に比べて、ファンからの風をスクリーンメッシュで整流して送風する方法で収量が増加する傾向があり、ファンの設置個数も削減できることが示された。また、再生二期作では、1作目の収穫後、約2週間長日条件にした後短日条件に戻すことで花成誘導が促進され、2作目の収量が増加する可能性が示された。

発表年月:2023.9