研究論文 No.387
Investigating the cellular barrier permeation using wire microplasma
発表先
The 2023 Annual Meeting of the Electrostatics Society of America
発表者
水野良典、清水一男(静岡大)、Abubakar Hamza Sadiq(静岡大)、Alam Md Jahangir(静岡大)、Jaroslav Kristof(静岡大)、Afrin Sadia Rimi(静岡大)、岡田拓己(静岡大)
内容
本研究では、ワイヤマイクロプラズマと呼ばれる誘電体バリア放電マイクロプラズマの新しい設計を提示した。これは、誘電体材料でコーティングされたワイヤ電極(高電圧)にワイヤ電極(接地)を巻き付けることによって製作される。室内条件で、正弦波と方形波を使用して、オゾン濃度、オゾン発生量、時間重量平均(TWA)について調査した。1日8時間に基づく1日のオゾン被暴露量をTWAとして測定した結果、全ての条件で暴露量が0.02~0.1 ppmの範囲内であることがわかった。鼻細胞の密着結合(TJ)およびFD-4、FD-70、FD-150の細胞内バリア透過に対するワイヤマイクロプラズマの効果が観察された。放電電圧が3 kVおよび4 kVでの2分間の放電照射によりFD-70およびFD-150が細胞内障壁を通過することが示された。放電電圧が2 kVのときは、細胞内およびTJバリアを通過するFD-4の透過と、TEER デバイスによって観察されたTJバリアの修復プロセスの増加を示した。