研究論文 No.382
Ozone oxidation products of gaseous dimethyl sulfide using iodine catalyst (ヨウ素触媒を用いた硫化メチルのオゾン酸化生成物)
発表先
ISFAR-SU 2023 (第9回静岡大学国際シンポジウム
発表者
水野良典、村上栄造、清水一男(静岡大)、Jaroslav Kristof(静岡大)、Abubakar Hamza Sadiq(静岡大)
内容
本研究では、ガス状硫化メチルの除去を目的として、ヨウ素添着活性炭を用いた硫化メチルのオゾン触媒酸化を行った。オゾン触媒酸化の効果により、活性炭の寿命が15倍に向上した。オゾン酸化生成物としてメタンスルホン酸が検出された。一方、亜硫酸や硫酸の検出量はごくわずかであった。以上より、硫化メチルの酸化生成物は大部分が有機物に留まり、無機化は極一部であることがわかった。