朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.380

ガス浄化に用いた活性炭の細孔特性

発表先

2022年室内環境学会学術大会

発表者

水野良典、村上栄造、清水一男(静岡大)、Jaroslav Kristof(静岡大)、Ahmad Guji Yahaya(静岡大)

内容

ヨウ素と硫酸を含浸させた活性炭をオゾン触媒酸化に利用して、ガス状のジメチルスルフィドを除去した。 活性炭の細孔特性は、77 K における窒素ガスの吸着等温線によって測定し、細孔容積、表面積及び平均細孔径を計算した。メチルスルフィド除去実験後、細孔容積は0.33 cm3/gから0.02 cm3/gに、表面積は806 m2/gから27 m2/gに減少した。一方、平均細孔径は2.8 nmから1.6 nmに減少した。これらの結果は、ジメチルスルフィドが主にマイクロポアに吸着されたことを示し、マイクロポアの深いポテンシャルによるものと考えられる。

発表年月:2022.12