朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.370

オゾン触媒酸化によるガス状硫化メチルの除去

発表先

International Symposium of Non-Thermal / Thermal Plasma fot Pollution Control Technology & Sustainbale Energy (ISNTP-12)

発表者

水野良典、村上栄造、清水一男(静岡大)

内容

ヨウ素を触媒として硫化メチルのオゾン脱臭を試みた。オゾン源にキセノンエキシマランプを用い、キセノンエキシマランプから172 nmの発光波長を観測し、NOxレスでオゾンを生成できることを確認した。
無添着の活性炭、ヨウ素を添着した活性炭、ヨウ素と硫酸を添着した活性炭を触媒として選定し、ヨウ素と硫酸を添着した活性炭のみが触媒活性を示すことを確認した。硫化メチルに対して、2.5倍のオゾン量が最適であることを確認し、オゾンを導入することで、硫化メチルに対する活性炭の破過時間が10倍に向上した。
一連の実験により、エキシマランプとヨウ素酸添着活性炭を用いたオゾン触媒酸化で硫化メチルを効率的に除去できることがわかった。

発表年月:2022.8