研究論文 No.369
オゾン触媒酸化による硫化メチル除去
発表先
Energies
発表者
水野良典、村上栄造、清水一男(静岡大)、Marius Gabriel Blajan(静岡大)、Jaroslav Kristof(静岡大)、Ahmad Guji Yahaya(静岡大)
内容
ヨウ素添着活性炭を触媒として硫化メチルのオゾン脱臭を試みた。オゾン源にキセノンエキシマランプを、触媒にヨウ素酸添着活性炭を使用した。
キセノンエキシマランプから172 nmの発光波長を観測し、NOxレスでオゾンを生成できることを確認した。硫化メチルに対して、2.5倍のオゾン量が最適であることを確認し、硫化メチルの2.5倍の濃度のオゾンを導入することで、硫化メチルに対する活性炭の寿命が15倍に向上した。また、硫化メチルの反応生成物として、メタンスルホン酸の生成を確認した。
一連の実験により、エキシマランプとヨウ素酸添着活性炭を用いたオゾン触媒酸化で硫化メチルを効率的に除去できることがわかった。