研究論文 No.325
洗浄法のガス除去率予測式の提案
発表先
空気清浄とコンタミネーションコントロール研究大会
発表者
水野良典、村上栄造
内容
気相汚染物質の液相における物質収支、ヘンリーの法則及び反応速度論を元にして予測式を導出し、ガス洗浄瓶を用いた硫化水素の除去実験により、その妥当性を検証した。硫化水素に対して、pH調整水を用いた場合の除去率は実験値と一致することがわかった。電解水を吸収液に用いて洗浄除去をした実験値に理論式をフィッティングさせることで、遊離残留塩素濃度50 mg/L・pH5の電解水において、硫化水素の反応速度定数は20min-1以上と見積もることができた。